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アムステルダム国立美術館で、史上最大のフェルメール展はじまりました。

世界から注目を浴びています。
アムステルダム国立美術館で、史上最大のフェルメール展が始まりました。
2023年2月10日から6月4日まで


朝一番の9時です。とうとう行ってきました。予約に成功しました。とっくに完売している様子ですが、みなさんも国立美術館のサイトで調べてトライすることをお勧めします。ちなみに私は美術館パス(ミュージアム・カード)を持っており、たった10ユーロを支払って予約完了というラッキーに授かりました。


アムステルダム国立美術館とハーグのマウリッツ・ハイス美術館の共同企画で実現したのがこのフェルメール展です。オランダ国内の作品以外は、はるばると陸路を経、海を渡って、世界から集まってきています。日本の東京・国立西洋美術館の秘蔵「聖プラクセディス」もありました。この作品がフェルメール(1632ー1675)のものであるかはいまだに未解明ということですが、彼はその人生において30数点しか作品を残していないのです。こうしてアムステルダム国立美術館のひと所に28点もが集まるなど前代未聞です。

美術館入り口のアーチの下に到着したのは8時45分でした。すでに20名ほどの人がいましたが、ものの数分でみるみる長蛇の列になっていきました。その列の中で隣り合わせた老齢の男性が、こんな話をしてくれました。
「ボストンからやってきたけどホテルを取るのに苦労しましたよ」。
この展示にわざわざ長旅をしてこられたのですね、と聞くと、「そう、でも僕はもうフェルメールの作品はすべてみてきたんです。驚かれるかもしれないけれど、そのために世界中を巡ってきましたよ。東京にも滞在しました。あなたは日本の方でしょう。しかしまあ、すごいですねえ、こうして28点が一度に鑑賞できるなんて、じっとしていられませんよ」。


それまで静かだった展示会場にはムンムンとした熱気と共に新しい人の波が流れてやってきました。ちょうど10時を回った所です。
それでは、そろそろおいとま致しましょう。
早朝に入場できて、本当にしあわせでした。


高橋眞知子



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