在蘭邦人相談窓口のブログ

オランダにある、日本人のための相談窓口。オランダ生活で分からないことがあればお気軽にご相談ください。相談無料。秘密厳守。

こんな時どうする?庭のハリネズミ

自宅の庭にハリネズミがいるけれど、どうしたらよいかわからない!と戸惑う方もおられるのではないでしょうか。少し前に窓口へも同じような相談が入りましたので、今回はこんな時どうすれば良いのかをご紹介します。

ハリネズミはオランダの自然保護法によって保護されている動物のひとつです。庭にハリネズミがいた場合は、そのままそっとしておくのが良いようですよ。

ハリネズミは、カタツムリやイモムシなど菜園の害虫になるようなものを食べてくれるので、庭にも良いようです。
https://www.dierenbescherming.nl/wildopvang/egelopvang-papendrecht/egel-in-de-tuin

また、ハリネズミは塀の下を通って庭から庭へ移動するようなので、ハリネズミの移動がスムーズにできるよう援助したい方は、塀の下に15センチ四方ほどの穴を開けてあげると良いようです。


「ハリネズミ高速道路」と呼ばれています。

ハリネズミを助けるための5つのポイント

① 庭の草木、落ち葉はそのままに。ハリネズミは自然のままが大好きです。
② ハリネズミのスナックバーを庭に。キャットフードやドッグフート、容器に入った水など。(ミルクはNG)
③ ハリネズミ高速道路を塀に。
④ ハリネズミの巣を作って庭に。
⑤ みんなにハリネズミを好きになってもらう。

情報元:
natuurwijzer.naturalis.nl


自然記念碑団体、Natuurmonumenten では、保護援助でハリネズミの巣作りのための無料パッケージを配布しています。(オランダ語のみ)
www.natuurmonumenten.nl


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オランダ生活6年目ー市民化テストと永住権取得の体験談 その2

現在もオランダ在住の旧ボランティアメンバーから頂いた
体験記事を皆さまにご紹介します。

⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂ ⁂


みなさま、こんにちは。

今回は、オランダ市民化テスト対策コースの(オランダ社会に関する知識)を通して、私が学んでよかったなと思うことを一部ご紹介します。私は、在蘭2年目の2020年、A2レベルのオランダ語コースを終了後に、このコースを受講しました。

使用したテキスト

こちらのテキストを使用しました。「Welkom in Nederland」テキストはすべてオランダ語ですが、知らない単語を調べながらなんとか読み進めることができました。

最初の2回のクラスで学んでよかったと思うこと

● オランダの基本情報地理、人口、祝日、季節、政府、信仰、お祭りなど

● 人生のイベント誕生日、結婚、赤ちゃんが生まれた時、学校の試験、誰かが亡くなった時など、オランダではどのような習慣があるか

● 日常生活のルール交通機関の利用方法や身分証明書の携帯義務など

興味深いなと思ったこと

● カードを送るときの表現誕生日なら「Gefeliciteerd」など

● 訪問時のマナー事前に約束をする、訪問時のギフトなど

● 交通機関を利用する際のマナー例えば電車に乗車する際は、まず降車する人が終えてから乗車するなど。日本でもありそうなマナーですね。

● 多様な人々: 年齢、文化、また都心部あるいは村に住んでいるかなどによって、すべての人が同じ行動をするわけではないなど。オランダの多様性を受け入れる姿勢が学べました。

心がけてする、気づくようになったこと

● オランダの一般知識: オランダの地理や文化についての知識を得たおかげで、オランダの方と話す際に自然に話題を広げることができるようになりました。例えば、Limburg州の家族について聞いた時には「Carnaval」について話したり、Friesland州出身の人に「Fries」という言語について尋ねてみたりします。

● 試験合格時の習慣: 最近、家の窓からオランダの旗とともにカバンがかけられている様子を見かけることがあります。これは、学校の試験に合格したことを示す習慣です。このことを学んだのも、このコースのおかげです。この家の学生さん、試験に受かったんだなとなんだか私まで嬉しくなります。

● メッセージを送る: オランダの方はカードを送ること(引っ越し、お見舞い、誕生日など)が多いようですね。引っ越してきたときも、近所の方がメッセージカードを届けてくれました。私も誕生日なら「Gefeliciteerd」、友達が病気になった時は「Veel sterkte en beterschap」など、簡単なメッセージと共にオランダ語で送るようになりました。

それでは、今後も、オランダ市民化テストKNM試験対策コースとONAコースでの経験や学びを通じて、私がオランダ生活で役に立ったと思うことをお届けします。次回もお楽しみに!


V子

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オランダ世代別 子育てスタイル '50年代~現在

子どもの教育に適した国と高評価を受け、子供の教育のためにオランダへ移住する方々も多い昨今ですが、実際の現地オランダにおける子育ては、この数十年で大きく変化したようです。

こちらでは、オランダの子供を持つ両親に良く知られている情報メディア ”J/M Ouders”より、オランダ世代別子育てスタイルの'50年代から現在までの変化の様子をご紹介します。

1950年代:  権威主義と伝統

両親は服従と敬意に重点を置いた厳格で階層的。戦後の影響を強く受けている子育てスタイル。体罰や厳しい規律が常態化しており、子どもたちは自らの意見を反映する余地がほとんどなし。規則や義務を守ることが重視され、感情は抑制されることが多かった。

1960年代・1970年代:  寛容性の台頭

社会的、文化的に大きな変化が起こった時代で子育てスタイルにも影響。権威主義的なアプローチはより寛容なスタイルに取って代わる。親は子供の感情的なニーズにより注意を払い始め、自己表現と創造性の余地が増える。この時代は教育の自由が特徴。規則はそれほど厳しくなく、両親は権威主義者としてよりも友人として見られる。

1980年代:  権威と自由のバランス

親たちは1950年代の厳格さと1960 年代および1970年代の寛容さの間のバランスを模索。これにより、規律と構造を温かさと対応力とで組み合わせた、いわゆる権威ある子育てスタイルが台頭。両親はルールや境界線を設けるようになったが、同時に子供のニーズや感情にも敏感になる。

1990年代:  意識的な子育ての増加

この時代「意識的な子育て」が台頭し中心となった。親たちは協力的かつ敬意を持って子どもを育てるため、発達心理学や子育てに関する文献をより深く調べるようになる。子どもたちの個人差にさらに注意が払われ、その子どもに合わせた育成が行われた。

2000年代・2010 年代: テクノロジーとヘリコプターペアレンツ

デジタルテクノロジーの台頭によって子育てスタイルは再び変化。この年代の親たちは、気が散るデジタルと大量の情報に満ちた世界で子育てをするという課題に直面。これにより過度の保護、子供の生活に関与する傾向のある、いわゆる「ヘリコプターペアレント」が増加。

2020年代:  ポジティブな子育て

この時代、子育てスタイルはますます多様化し柔軟化。親たちは自分の子育て方法が及ぼす影響をより認識。組織を提供することと自主性を促すこととの間のバランスを取るよう努める。現在では両親が罰するのではなく、前向きなコミュニケーションを通じて行動を指示しようとする積極的なしつけに重点が置かれることが多くなる。さらにメンタルヘルス、包括性、社会正義の認識などのテーマが教育においてますます重要な役割を果たしている。


P香


情報元:
www.jmouders.nl


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