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オランダの王室(6)

オランダの王室(6)回目は、現国王の第三王女誕生についての報道からです。



6.   Willem Alexander皇太子ご夫妻第三王女誕生   (2007年4月)



ウィレム・アレキサンダー皇太子とマキシマ妃の間に三番目の王女が4月10日夜10時、デンハーグ市ボロノヴォ(Bronovo)病院にて誕生した。



体重4135g、身長52cmの元気な赤ちゃんだ。



同じボロノヴォ病院で王位継承権第一位のアマリア(Amalia)王女と二位のアレキシア(Alexia)王女が既に誕生している。


マキシマ妃は4月10日午後3時45分から出産準備で入院した。



この日は、有名なハイネケンビール醸造会社創設二代目社長Alfred Henry "Freddy" Heineken (4 November 1923 – 3 January 2002) 氏誘拐事件犯人のホレーダー容疑者が、スヘーヴェニンゲン懲治病院から専門病院に移る際に、ボロノヴォ病院が一時候補に挙ったが、警備、専門設備その他を考慮して無理の無いライデンのLUMC大学病院と決定し、王女出産に携わる関係者は大いに安堵した。



4月11日朝、皇太子は病院内のホールで白い御包みの第三王女を抱え報道陣と国民にお披露目をした。



「男の子を期待しておられたのではありませんか」の記者の質問に「私達は前もって男の子か女の子かを知りたくはありませんでした。健康な子の誕生を期待していました。この子は手の掛からない模範的な赤ちゃんです。」と答えた。



出産前に病院の看護婦達により歓迎の意味で窓に掲げられていた楽観的な「王子の誕生を」のテキストは急遽外された。



皇太子家族は、デンハーグ郊外ワッセナーの森のお城に住んでいる。



第三王女の誕生をこの町の植木屋、菓子屋などは王室のオレンジ色の花やケーキで飾り祝っている。



町の人々は満面の笑顔で自分の家族の誕生の様な喜びようだ。



新王女の誕生と名前は4月13日午前10時、デン ハーグ市庁舎にて上院・下院議会委員長(バルケンエンデ首相等)二名の証人立会いの上、デートマン市長が外遊で不在の為、副市長の進行で執り行われた。



皇太子からアリアーン・ウィルヘルミナ・マキシマ・イネス(Ariane Wilhelmina Maxima Inez)と命名され、通称名はアリアーンとの発表があり台帳登録、署名された。



新聞社、インターネット上では名前発表迄に予想投票が集められ、候補名としてAnastasia, Claudia, Bernadia, Emma, Juliana等が国民から寄せられていた。



発表後、市庁舎前に集った人々は「マキシマ イヌス(イヌスはマキシマの一番下の妹の名前)は大変に良い」「アリアーンよりアリアナの方が良かった」等の声が多く国民間の王女の愛称はアリアナとなる雰囲気。



登録式典後の短い公式記者会見では代表記者から命名の理由、ベアトリックス女王と他の王女達の反応、マキシマ妃の様子などが質問され、女王は、「無事出産が済んだ事を感謝している。



マキシマのその後は全て順調である」と喜びの笑顔で答えた。


ベアトリックス女王と妹の子供達は全員男の子で、その王子達が家庭を持ち生れた子供達は現在は全員プリンセスという状況。



未来のアマリア女王は、この多くの王女達に囲まれて王室の職務を遂行して行く事となりそうだ。



アリアナ王女は2007年10月20日デンハーグで洗礼式を終え、勅令(2002年1月25日)によりオラニエ=ナッサウ公女(prinses van Oranje-Nassau)の称号と殿下(Koninklijke Hoogheid)の敬称を与えられ2014年オランダ王室王位継承権第3位となられています。

写真は2014年12月5日のプリンセス・アリアナ。 



A子
  

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