昨年2022年10月のとある日の午前9時頃、ロンドンのキングスクロス駅南のホテルエリアを日本人の友人と歩いていたら、中東？とおぼしき男性から、「ビクトリア＆アルバートミュージアムの行き方を教えてくれませんか?」と話しかけられました。スマホで調べれば、一発でわかることをなぜ聞いて来るのだろうと思って、立ち止まってしまったのが、ことの始まりでした。
「君たちはどこから来たの?」と聞かれ、オランダと答えた途端、警察だと名乗る男性二人（中東？）が私達の前に突然現れました。「この辺は犯罪が多発しているので、パトロールをしている。」と言ってから、ます最初に私達に話しかけて来た男性に「パスポートや財布を見せなさい。」と強要し、それらを確認後、私達にも同じことを要求してきました。
警官がパスポートや財布を見せるように言うわけがない！と思い、彼らはグル(旅行者を装った男性1人+ニセ警察官男性2人)で、犯罪者だと確信しました。まさかこんな朝っぱらから、犯罪者に遭遇してしまうとは！と思いながら、どうやったら逃げられるのか、必死に考えましたが、相手は男性3人、こちらは女性2人、拒否して、暴力でも振るわれたらと思うと、たとえパスポートやお金を取られたとしても、逆らわないのが得策だと判断し、パスポートや財布を見せました。
結局お金もパスポートも取られずに済んで、私達は解放され、ホッとしました。
ただ気になったのは、私のパスポートを確認した時に、「何だJapanese か！」とがっかりした様子だったので、何故だろうと不思議に思ってました。あとから英国人の友人から聞いてわかったことですが、犯罪者達の狙いはUKや EU パスポートで、それらの国のパスポートは5000ポンド以上で売れるとのこと。なるほどだから私の現金（20ポンド）や日本のパスポートになんて見向きもしなかったのです。
外国を旅する日本人旅行者は、犯罪者からターゲットにされやすく、犯罪者は、日本人の現金やクレジットカードを狙っている場合が多いと理解しています。
今後はもっと用心深くなろうと心に誓いました。
UKだけではなく、オランダや他の国々でも、日々偽警官詐欺を含む種々の犯罪が起こっていると聞きました。
オランダにお住いの方、旅行される方、十分にお気を付けください。
Y子
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