この記事は、一時帰国(1)のつづきです。
隔離施設に到着すると、そこから6日間(2021年12月18日時点)は強制隔離です。
居室から出ることはできません。
唯一、お弁当とお水を配布されるときだけ、ドアを開けて、お弁当をとることができます。
また、PCR検査の提出の時は、スタッフの方が取りに来てくれます。
【事前準備】
2週間の隔離生活、外に買い物に行けなくてもある程度の生活(家事)ができるようにと、ふきん類、洗濯ばさみ、洗濯ロープ、石鹸、小さな物干し、ビニール手袋などを用意しました。
夫と2部屋に分かれる可能性も加味して、2セット用意しました。
スポンジや手袋、ふきんは、ホテルの居室にあるカップや持参した水筒などを洗うのに役立ちました。
また、洗面所やおふろを洗うのにも役立ちました。
お弁当以外のおやつと、お茶やインスタントコーヒーも用意。
こちらも、2セット用意して、夫に1セット、私がもう1セットスーツケースに入れました。
結果的に、おやつはだいぶ余りましたが、お茶とコーヒーは毎日使い、ものすごく役に立ちました。
自分のお気に入りのお茶でホッと一息できると、うれしいです。
私たちの隔離施設(名古屋セントレア東横イン)では、入居者に配慮してくれて、お願い/相談すれば、なるべく聞いてくれる感じがあったので、すごくありがたかったです。
例えば、
1.「肉NG」「アレルギーがある」など、ある程度は食事の内容を対応してもらえる。
2.宅配便を受け取ることは可能(タバコとお酒は除く)。
3.洗濯ができる(宿の入り口にある洗濯機を使わせてもらえる。無料。予約制。洗剤支給。)
4.シーツやタオルは、お願いすればきれいなものを届けてくれる。
上の数点が可能だと知るだけで、心理的に救われました。
【隔離生活の過ごし方】
心身ともに腐らないように、ということを心掛けていました。
例えば、強制隔離中(外出できない)は、下のように過ごしていました。
【強制隔離中の過ごし方】
朝は7時までには起きる、
朝食前に30分間運動する、
午前中は、読書や宿題などに取り組む(子ども)、
午後は、娯楽系のことで過ごす(カードゲーム、ボードゲーム、テレビ視聴など)、
晩御飯前に、30分間の運動をする、
お弁当は控えめに頂く(特に炭水化物)、
おふろに入って、9時ごろまでに寝る、
という感じで過ごしました。
(ある朝食)
(ある昼食。仕出し弁当でおいしかったです。)
強制隔離が終わった後、成田に帰るのですが、希望者は、名古屋で解散でもOK、レンタカーで自分で検査結果が終わってすぐ退所してもOKでした。
【自主隔離(@借り上げた一戸建て)での過ごし方】
朝7時ごろまでに起きる、
体操(30分)、
散歩(1時間)、
朝食、
午前中は勉強、
午後は娯楽系、
晩御飯の後は速やかにおふろに入り、
9時ごろには就寝
という感じでした。
強制隔離と違い、必要最低限の外出ができたので、心理的に大変救われました。
(ある日の晩御飯。スーパーのお惣菜をフル活用。安くておいしいです。)
居所確認のコールは、いつかかってくるかわからないので、家の中でも、いつもケータイを持って歩いていました。
とちゅうで数回、コールに間に合わなくて取れない時もありましたが、その後確認の電話がかかってくるようなことはありませんでした。
【感想など】
日本には、よほどの理由がない限り、帰国しない方がいいと思います。
今の状況下で日本に帰るためには、準備に大変な時間と労力とお金がかかります。
隔離生活も、特に子連れの人には大変です。
また、滞在中は、コロナ陽性にならないようにと、いつも以上に気を使ってしまいます。
自分が陽性になってしまったら、もちろん日程は狂いますし、家族は濃厚接触者になってしまいます。
また、自分は陰性でも、家族や同じ飛行機に陽性者が出たら、自分が濃厚接触者になってしまい、隔離生活が延びることになります。
オランダに帰ってくるのにも、PCR検査の陰性証明(もちろん有料)が必要です。
とにかく、気が抜けないのです。
また、この水際対策には大変な予算がかかっていることが、実感できます。
これから日本では、間違いなく増税されることでしょう。
無意味に帰国することは、日本にいる家族や友人に、増税という負担をかけることになってしまいます。
それでも、どうしても帰国しなくてはならない場合は、
最新情報を常にチェックし、
事前準備に十分時間をかけて、
体の健康を整えて、
「検疫には時間がかかる」「隔離期間は大変だ」と、覚悟して、帰国してください。
I子