在蘭邦人相談窓口のブログ

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一枚のフライヤー

3月14日の夜、ゴミ廃棄コンテナにゴミを廃棄しようと玄関先に立ったところ、ドアマットに見つけた一枚のフライヤー、、。(別添写真参照)
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(日本語訳)親愛なる隣人へ
昨日、オランダ政府は、新型コロナウイルスの感染から守るために高齢者や病弱、抵抗力の弱い人、出来る限り屋内に留まるようとのアドバイスがありました。このアドバイスは、多くの人々にとって、買い物などで外出することが難しいことを意味しています。私は、アムステルダム大学に通う学生で、私たちは、ウイルスによって病気になるリスクが比較的少なく、屋内にずっと留まっている必要はありません。感染隔離となっている方や感染への恐怖感で外出が出来ない方への買い物や犬の散歩のお手伝い、または医療機関に従事されていて、お子達の子守などにお困りではないですか? 私を含めるほかの協力学生たちと相談の上、どんなご支援ができるか検討させていただきます。SMS(WhatsAppはご遠慮ください)か電話でご連絡ください。

Ireen



フライヤーを読んでいるうちに自分のことを案じる以上に隣人に困っている人がいるのではないかと案じる若い世代がいることに、心がジーンと熱くなるのを感じました。「遠い親戚より近くの他人」という日本のことわざを思い出し、仕事から帰ってきた主人と話をしました。

「見知らぬ人が困っているのを黙ってみていることができない、手助けをするのは当たり前のこと。オランダ人には、そんなDNAがあるんだよ。それが、オランダ人の潜在的なボランテイア・マインドなんだよ。」と、主人。そういえば、私もよくトラムに乗るときに、ベビーバギーを持ち上げてもらったり、主人と庭掃除をしていて、汗だくになっているとお隣さんから「手伝おうか?」と声をかけていただいたこともありました。

コロナウイルス感染者が急増し、スーパーにいっても買占めムードが広まるなか、フライヤーの学生さんのように隣人を案じる心の余裕のある若い世代からの申し出は、一人暮らしの高齢者や外出が思うようにできない人たちにとって天からの言葉にも匹敵することでしょう。

「オランダの若者は、頼もしい。まだまだ捨てたもんじゃないよ!」と、うれしい支援を冷蔵庫のドアに貼り付けました。
(60歳を超えた私たち夫婦も感染したら、彼らの支援を受けることになるかもしれないので、、、)

B子


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