年末年始に、日本に一時帰国しました。
昨今の新型コロナウイルス、特にオミクロン株の世界的広がりを受け、日本では、緊急避難・予防措置として、厳格な措置を講じています。
・外国人の新規入国は、全世界を対象に停止
・日本人等は戻ることができますが、日本国の指定する国・地域から来られる方に対しては、宿泊施設での待機
以上の措置のため、到着空港では、検疫等の手続に時間を要しています。
今回、私が2021年12月18日に帰国した時の様子を、ここに記録してみなさんとシェアしたいと思います。
【事前準備】
まずは、在オランダ日本大使館のページを見ると、準備に必要な情報が網羅されているので、それを徹底的にチェック。
その後、厚生労働省、外務省の該当ページを毎日チェックし、最新情報を得ることを心掛けました。
最新の情報を得たくて、帰国中の友人に聞いたり、ブログ、動画などで検索しました。
【出発日：スキポール空港】
11時20分：スキポール空港到着。PCR検査陰性証明や、誓約書（*1）などをチェックされる。私たちはプライオリティーでしたが、一般のチェックインカウンターはかなり長い列ができていました。
14時00分：搭乗。特に何もチェックされずスムーズ。
【機内】
最初に、水と消毒シートが配られました。
搭乗者は60名（全部で249席）。
空いていたので、離陸後は、3人掛けの空席に移動して寝ることができました。
食事は通常通り温かい食事が2回出たのでほっとしました。
【成田空港】
9時40分 成田空港に着陸
10時10分 飛行機から降りると間もなくパイプ椅子に座らされる。誓約書など3種類の書類（*1）に記入。そのうち2つはオランダで準備していたものでした。トイレは頼めば行かせてくれます。
10時45分 20人ずつPCR検査に移動
11時10分 唾液PCR検査
11時20分 隔離中に必要なアプリのインストールとその説明。2，3人ずつ行うので待ち時間があります。
12時00分 PCR検査の結果待ち。指定されたベンチでトランプ、読書などして待ちました。充電できるベンチもありました。
12時40分 隔離の宿泊は名古屋、成田から国内線の飛行機で移動することが知らされる。
13時00分 PCR結果を知らされる。
（陰性証明書。隔離後の移動時に必要なことがあるので、保管しましょう。）
13時35分 バスで別のターミナルに移動。
14時00分 国内線のカウンターでチェックイン。
（名前のないチケットを渡される）
（国内線に乗る前の待ち時間にもらった差し入れ）
15時15分 名古屋行きの便、出発
16時20分 セントレア空港到着
16時45分 パイプ椅子に座って、隔離施設の説明
預け荷物（*2）を受け取り、バスに乗ってホテルに移動
18時05分 名古屋セントレア東横イン到着。お弁当を受け取り、各居室へ
結局、成田に着陸してから、宿泊施設の部屋に到着するまで、9時間を要しました。
ここから6日間、ホテルの居室から出られない強制隔離の日々が始まりました。
隔離3日目と、6日目（出る日）に、唾液のPCR検査を提出します。
【準備してよかったもの：移動編】
１．透明のファイル：いろいろな書類を持ち歩くので、ポケットで分かれているものがおすすめ。書類を、さっと取り出すのに便利。
２．ボールペン：いろいろな書類に署名したりするのに必要。
３．充電コード：スマホを使ってアプリの説明を受けたりするので、スマホが十分充電されていることが必要。私はパワーバッテリーも持参しましたが、不要でした。
４．本など時間をつぶせるもの：あちこちで待ち時間があるので、特に子連れの方は必須。
５．大きなショッピングバッグ：空港内では手荷物を持ったまま、何度も移動します。そのたびに、ネックピローやジャケットなどを担いで歩くのは大変です。とりあえずショッピングバッグに放り込んで移動すると、汚れないし、忘れません。特に子連れの人には便利です。
6．ハンカチ：トイレの手洗い後のドライヤーはコロナで使用不可。空港だけでなく、日本全体的にそうなので、ハンカチがあると便利。
7．（*1）日本の電話番号：居所確認をするアプリのコールが連続してつながらないなど、緊急時に連絡がつく電話番号が必要。自主隔離を自宅で行う場合は、自宅の番号でかまいませんが、そうではない場合は、日本の番号を確保する必要があります。私は、スカイプの「2番目の電話番号を作れるサービス」を利用して、050で始まる日本の番号を1か月間ゲットしました。月額6.90ユーロ。
【注意事項】
１．（*2）フルーツや生野菜は、持ち込み禁止です。私は、冷蔵庫に余っていたリンゴやきゅうりをスーツケースにいれて持って行ったのですが、検疫犬に見つかってすべて没収されました。罰金対象になる可能性もあるので、持ち込みは絶対にやめましょう。
（隔離編につづく）
I子
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