この記事は、当窓口のサポーターである、フルート奏者・高橋眞知子さんよりご寄稿いただきました。
ランズベルギス氏のピアノ演奏会翌日の10月24日からは、第1回 J・パカルニス(作曲家名:1912-1948 )国際コンクール(10月はフルートとオーボエ)が始まった。
日本からも数名の応募者。
バルト三国はもちろんポーランド、ハンガリー、ロシア、スイス、ドイツ、イタリア、英国、フランス など世界各国からの若者たちが競い合う。
コンクールは結果だけではない。
課題曲で演奏技術を磨くこと、集中力や肝試し、お互いを聴き合う学びなど、多くのメリットがある。
この第1回目のヴィリニュスのパカルニス国際コンクールは和やかなものだった。
国際コンクールといえば必死で演奏を競うイメージとは少々異なる雰囲気である。
日程は慌ただしかったものの、与えられた充分な演奏時間の中でそれぞれを聴く。
ゆったりとした時間が流れた。
山登りは(頂上の制覇のみならず)登ることに意味がある。
こんな言葉を使っていた時代があったなあと思う。優しい、人間味に溢れた言葉だ。
とかく頂上しか見ない傾向が昨今の社会にあるようだ。
審査をしながらこの言葉を思い出し心がほっこりした。
2016年11月
★ Facebook開設しました。 fb.me/JPHelpdesk ぜひ、「いいね!」を押して応援してください。
★ 在蘭邦人相談窓口ではスポンサー企業を募集しています。ブログランキング上位の当ブログに広告を出してみませんか?
詳細はjhelpdesk@live.nlまでお問い合わせください。
★ ボランティアメンバー募集中
ご興味のある方はjhelpdesk@live.nlまで、お気軽にご連絡下さい。