オランダSchiphol 空港で2005年に起きた貴重品輸送車ダイアモンド強盗襲撃事件についての古いお話しです。
同年2月25日(金)午前10時頃、スキポール空港のエプロンB棟にて、
KLM貨物所有の盗難車(貴重品輸送バス)で武器を持った複数の強盗が、積み替え中の貨物を襲撃しました。
強盗団は、KLM貨物スタッフの制服を着用し、ダイヤモンドや宝石類の入った貨物をアントワープ行きのT.A. 航空会社の飛行機に積替える作業中に襲いました。
業務に携わっていた従業員の内3名を脅し、地上に俯けに寝かせた状態で略奪を決行、簡単に逃亡。
盗まれた貨物の一部が、近くのHoofddorp 市に乗捨てられたKLM 社のCargo輸送バスの中から見つかりました。
写真;スキポール空港出典
犯行のあったゲート付近はSchiphol空港では最も厳重に警備された地域で、どの様に入場し、
遮断機やコントロールポストを通過し逃亡する事が出来きたのか、オランダの国会では議員がSchiphol空港の安全性の問題として取り上げました。
この事件の捜査に25名の王立国境警備隊によるチームが組まれ、
既に解雇された元空港従業員のパス通行証やKLM Cargoの作業服が使用された可能性をあげ、
カメラに写っている人物や目撃者の証言から、犯人を割り出す事が出来そうでした。
アムステルダムのスキポール空港でのダイヤモンド強盗は、約118億円相当(約1億1800万ドル)の被害、
また、英国BBCの当時のニュースによると、換金すると7500万ユーロ(約105億円)程になるであろうと報道されました。
他の情報では、1億ユーロとしているところもありました。
大手の航空会社では、過去の苦い経験から既にダイヤモンド等の宝石類の輸送を停止しており、
現在では、小規模な航空会社、又はチャーター航空会社が輸送を取り扱っています。
この事件では国を含む各方面が全力を挙げて捜査に乗出しました。
(つづく)
A子
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