私の育った地方では、ひな祭りや端午の節句を月遅れでお祝いしていました。
旧暦の3月3日が本来の節句のお祝いの日なので、実家のある地方では今のカレンダーの3月はまだまだ寒く桃の節句のお祝いは、ひと月遅らせた4月がの方が花も咲き出して丁度気候的にも合うということだったのだろうと思います。
オランダも今はまだ寒く(今年はまた特別に)4月3日が丁度ひな祭りには合いそうな陽気です。
私が日本から持って来たひな人形は姉が生まれた時に母の実家からのお祝いでもらったもので、その当時には御殿付きのひな人形が流行ったらしく、今ではほとんどみかけないタイプのようです。
姉のためのひな人形でしたが、姉自身が嫁ぎ先には持っていかなかったことと、私がこのひな人形が好きだったこともあり、オランダまで持ってきました。
毎年ひな人形を飾るとお人形たちが嬉しそうな顔をしているように見えるのは、気のせいでしょうか。
私がいる間は飾る事ができても私の娘が大きくなって、私がいなくなった後でも一人で飾れるようになるのかちょっと心配ですが、大切に引き継いでいってくれたら嬉しいな、と思いながら娘と一緒に飾りました。
後50年くらいしたらアンティークとしての価値が高くなっているかも、なーんてことも思ったりしています。
C菜