休暇中、高速道路で道行く各国の車を眺めながら、「あ、オランダの車!」「ここにも!」と家族と言い合いながらふと、オランダのナンバープレートは黄色で目立つけれど、なぜなのかな、他は白が多数なのに(ドイツとイタリアへ行きましたが、双方白のナンバープレート)、と思っていました。黄色が目印のオランダの車、とても見分けがつきやすいです。
オランダと同様に黄色のナンバープレートを導入しているヨーロッパの国はルクセンブルグ、キプロス、そしてフランスとイギリス(後者の2か国は厳密にいうと黄色に白を重ねたものだとか)。他の国は白のプレートです。
1か国、面白い例外は、スイスのお隣の小国リヒテンシュタイン。この国のプレートは黒で、文字が白抜きなのだそう。
オランダの一般車両のナンバープレートが黄色に決められたのは1970年代。
暗くても見えやすい、反射しやすい色ということで黄色が義務となりました。
ちなみに、タクシーには水色、1978年1月1日以前に登録された車には濃い青、後方につなげて使うタイプの台車などにはオリジナルのナンバーのコピーで白のボード、そして販売前の車(試乗などで公道に出るため)には緑と決められているということです。
黄色のボードに黒い文字、注意を引くのに最も効果的ですね。
他の国と違って黄色なわけは、どこにも明記されていないのですが、これが一番目立つ!と決められたのかもしれません。
オランダに戻ってきて、黄色のナンバープレートだらけなのを見て何となくホッとしてしまったのも事実。
見慣れた色になんとなく「我が国は他とは違う!」というような思いを見てしまったような気がしたのでした。
K実