キッチンカーってこんなに大変なのか（笑）！in 湘南オリーブフェスタ 2022

『湘南オリーブフェスタ2022』は、神奈川県の西端・二宮町で昨秋開催されたイベントです。
主催者が私の長年の友人で、以前から面白そうだなと思っていたので、日本への里帰りの日程を調整して手伝いに行きました。
私の担当は、多目的エリア（以下参照）のキッチンカーで、サンドイッチやコーヒー、オリーブ茶の調理販売でした。

イベントが始まる2日前から、キッチンカーの準備が始まりました。
お気軽な私は、お膳立てがほぼ整っていて、あとはサンドイッチを作る練習だけと思い込んでいました。
しかし、世の中”そうは問屋が卸さない”のを思い知りました。

友人は「〇〇（私の名前）が使うキッチンカーだから、何か足りないものがあったら、あとで一緒に買い物に行こうね。」と、すました顔で言うではありませんか（笑）！

（私の心の声）「マジか、キッチンカー初めての私に、足りないものなんて、わかるわけがない、どうしよう！」
私は、友人の言葉に、頭を殴られた様なショック（ちょっと大げさですが）を受け、一瞬パニックになり、「この場から逃げ出したい。」という衝動にかられましたが、友人はしきりに私を煽ってるし、私も一度引き受けたのだからと思い直し、頑張ることにしました。

それからは、準備段階からリハーサル、そして本番まで、無い知恵をふり絞って、踏ん張りました。
キッチンカーは衛生管理はもちろんのこと、”効率が命”なので、キッチン内のレイアウト整理、調理工程の短縮化、提供方法、提供スピードをあげるためにどうすれば良いかを必死で考え、実行しました。

さて、リハーサルでサンドイッチを作る練習に入った時、出来るだけ早く自分のペースを掴みたかったので、私は友人に「本番さながらに指導してほしい」と頼みましたが、あとでそう頼んだことを後悔しました（笑）

リハーサル（注文受付からお釣りを渡すまで）が始まり、何しろ初めてなので、すぐに要領をつかめず、サンドイッチ作りの手順を間違え、「あっしまった」と言ってしまった途端、いつも優しい友人が、鬼軍曹とかし（笑）、「”あっしまった”とか、そういう言葉をお客様の前で言っては駄目！」と友人から大目玉を食らってしまいました。

またある時は、お客様役の友人との会話に夢中になり、サンドイッチを作る手を止めるや否や、「手を止めたら、駄目！その時間の分だけお客様を待たせることになるのよ！」と厳しい言葉が飛んできました。

友人が発した言葉はごもっともなのですが、「何もそんな厳しい言い方しなくても、もっとソフトに言ってくれたらなあ。」と私は心の中でつぶやきました。