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ウクライナ支援 オランダの現状は?

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ロシアのウクライナ侵攻から3週間が過ぎ、ウクライナからの避難民が各国で増え続けています。オランダでは11の支援団体が共同してGiro555など大規模な募金活動や支援活動が活発に行われていますが、本当のところ受け入れ現状はどうなっているのか、具体的な把握が難しいのが実情のようです。

ここでは、オランダのウクライナ支援の現状をNOSニュースサイトで掲載された最新情報をもとに日本語で要約をご紹介します。

現在どのくらいの避難民がウクライナからオランダに入国してる?

ウクライナからオランダには自由に入出国可能で一時的な滞在が可能なため、正確には把握できていない。現在各市役所より届出られている数は3/18で8500名。
これらのウクライナ人がオランダに住む家族のところか、個人のところ滞在しているかは不明。今後、各自治体より届けられる情報によってさらに明確になると思われる。

オランダで受け入れるウクライナ避難民はどのくらい?

まだ何とも言えない状況。多数になると思われる。国連は最終的に500万人が国外に避難するとみている。多くはポーランドへ避難している。国際難民団体UNHCRの情報によると3/3には120万人、3/18には320万人が避難民となった。そのうち約200万人はポーランドに避難していると思われる。

ウクライナ避難民はオランダのどこに行けばよい?

一時避難するウクライナ人は、それぞれ滞在する市役所に届出るようアドバイスされている。オランダ国境付近では憲兵が、バスや電車でオランダに入国するウクライナ避難民については駅で赤十字の職員が、それぞれ空きのある収容所を指示する。例えばアムステルダムのRAIやユトレヒトのJaarbeursなどの一時収容所から、最終的には各自治体の小さな収容所へ移動することになる。

ウクライナ避難民がオランダに滞在できる期間は?

EUの一時保護指令があるためウクライナ避難民は比較的長く滞在できる。ユーゴスラビア紛争以降、合意された取り決めによって3年間の保護身分を獲得できる可能性を提供する。

ウクライナ避難民がベッド以外に受けることのできる援助は?

避難民は住居、生活手当、(医療福祉的な)ケアを受けられることになっており、それは一時特別保護制度の一環。緊急避難所にいるウクライナ避難民は一人当たり60ユーロ / 週を受給。これはオランダのホームレスが避難民制度によって受給できる金額と同じ。オランダのホストファミリーに滞在するウクライナ難民はもう少し多く、135ユーロ / 週を受給できる。この金額は同じホストファミリーに複数人が滞在する場合少なくなる。


4/1よりウクライナ難民は労働許可なしでオランダで働くことが可能になる。

現時点において、25の治安・防災広域行政区域でベッド2万5千台が2週間以内に準備される予定。各市町村の体育館や事業所、ホテルなどにウクライナ避難民のための場所の準備が進んでいる。


情報元:
オランダのウクライナ避難民についての5つの質問より(NOS)
https://nos.nl/collectie/13888/artikel/2419676-vijf-vragen-over-oekraiense-vluchtelingen-in-nederland


一日も早く紛争が終結することを祈りつつ。

P香


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