この物語は、空港ダイアモンド強盗襲撃事件(1)のつづきです。
その後に、オランダ軍警察特殊部隊は、アムステルダム・スキポール空港ダイヤモンド略奪事件に関与したとして、
マーティンエアー航空会社の手荷物従業員で、Diemen在住のマルセルL. (39歳)を逮捕しました。
彼の家は、強盗後に焼却されたKLM ワゴン逃走車が見つかった場所の近くでした。
警察は彼の自宅を捜索しパソコンや書類を押収。
マルセルL.は、既に10数名で構成される刑事チームの監視下にありました。
強盗準備段階での関与が確実とされています。
オランダの歴史の中で最大のダイヤモンド強盗事件の解明は近いと思われていましたが、
その後の進展の無いまま現在に至っています。
Schiphol空港内部2016年12月
空港が舞台のダイヤモンド略奪事件は、今迄にもしばしば起っています。
隣国ベルギーでは、1995年Zaventem空港で、機内の貨物部からダイヤモンド等が盗まれています。
2000年には同じ空港でルフトハンザ機へ引き渡す処を略奪され、この時は金額にして650万ユーロの強盗事件。
2013年にはブリュッセルの国際空港で史上最大のダイヤ略奪事件が発生し、
2月18日夜8時ごろ、スイスへ向かう航空機に積込み中の大量のダイヤが奪われました。
推定被害総額3700万ユーロ(約48億円)。
報道は控えめでルポも続報もほとんどなく、この事件もまだ真相解明に至っていません。
また、古い貿易都市アントワープでは、世界のダイヤ取引量の7割(原石の8割、研磨済みダイヤの5割)がここを通過します。
取引高は一日平均2億ドル(約200億円)に昇り、ダイヤの取引にはかつてはユダヤ人、
今日ではインド商人が多く関わり、高額ダイヤの取引の為に高度の治安秩序が保たれていると言われています。
A子
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