オランダでは2015年から自宅や賃貸用の家を販売する場合には、その家のエネルギーの消費効率がどの程度であるかを示す「エネルギーラベル」(energielabelen)の取得が義務化されます。
これに違反すると最大405ユーロの罰金を支払わなくてはならないようです。
オランダでは家電製品のエネルギーラベル(電気消費量)は、一目でわかるようにA(緑)からG(赤)の表示が店頭で提示されていますが、これと同じシステムが家のエネルギー消費効率にも用いられ義務化されます。
家の光熱費は実際に住んでみないと把握しにくいものですよね。
だれでも光熱費は抑えたいものですが、古い家は窓が2重構造ではなかったり、壁の断熱性が古い基準で作られていたりするので、どうしてもエネルギー効率が悪くなっています。
家を探す際にもこのエネルギーラベルを調べることで光熱費がどのくらいになるのかを知る参考になります。
日本なら冬の暖房だけでなく夏の冷房のための光熱費のチェックも必要とされるかもしれませんが、ヨーロッパでは冬の光熱費だけ気をつければ夏はまず関係ないでしょう。
オランダで家全体を温める暖房に慣れてしまうと冬場に日本に帰国した際は、実家の寒さにびっくりしてしまいます。
私の実家などはこのエネルギーラベルで言えば効率はかなり悪いFかGになってしまいそうです。
でも効率は悪いかもしれませんが、冬になると日本のこたつを懐かしく思うのは私だけではないですよね。
情報源サイト:
http://www.energielabel.nl/woningen
エネルギー消費効率ラベルenergielabelen)の例:
http://www.rvo.nl/sites/default/files/2014/11/Voorbeeld%20definitief%20energielabel%20woning.pdf
C菜
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