日本人にとっての大晦日は、去ってゆく年とこれから迎える年を思って、静かにおごそかに迎える日ですが、オランダでは新しい年を花火とともにかなり賑やかに迎えます。
この花火ですが、オランダでは一般の人が花火を打ち上げても良いのはただ1日、しかも大晦日の夜10時〜午前2時までの間だけ、と決められています。
(子供が手持ちで遊ぶ小さな花火は特に規制はありませんが、種類は少なくいつでも取り扱っているお店というのはかなり少ないように思います)
一般の人が花火を買う事ができるのも、大晦日の3日前からしか買えません。
通常は29日、30日、31日、が購入日ですが、この3日間に日曜日が入る場合は、1日繰り上げされるという決まりがあるので、今年は28日の金曜日から購入できます。
販売初日の朝は、まだ暗いうちからお店の前に行列ができ、テレビのニュースでも毎年放映される年末恒例の映像の一つです。
花火の種類によっては購入に年齢制限があり、12歳以上、16歳以上、18歳以上からしか買えないものもあります。
個人がお店で購入できる花火は、合計が25kgまでと制限されていますが、1件のお店だけでなくいくつものお店から購入したら、それ以上買うこともできちゃいますよね。
小学生から中学生などがよく使うのは、バラの爆竹。
花火が販売された日から、街中のあちこちで爆竹の音が聞こえ始めます。
バラの爆竹1個はけして大きなものではないのですが、大きな音がするので、こちらが知らないうちに近くに投げられるとかなり驚かされます。
でも子供たちよりも力が入るのは、むしろお父さんたちで、中には400ユーロ以上も花火に費やすという人もいるようです。
(ほんの一瞬のために400ユーロも使うなんて、、、と私などは思ってしまいますが)
今年は去年よりも花火の購入額が多いらしいので、去年よりもさらに賑やかに花火が打ち上げられそうです。
しかし、毎年花火による事故は絶えず、一般人の花火の使用を禁止(または規制)する法律を作ろうという意見もあるようで、オランダ人の誰もが単純に楽しんでいるというわけでもないようです。
また、動物たちが花火の音に驚いてパニックになってしまうので、この日は家の中に入れて避難させてあげるようにというアドバイスもされています。
皆さんも気をつけて、安全に花火を楽しんでくださいね。
C菜
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2012年12月25日、28日から2013年1月7日まで邦人相談窓口は冬期休暇に入ります。
メール相談は常時受け付けております。
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