地震発生以来、ボランティアとして活躍している友人と共に、
釜石の仮設住宅に行ってきました。
台所とお風呂場、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、湯沸かし器、ガスレンジ、エアコン。
二人の場合これに一間が与えられ、5月から住み始めたそうです。
街の中央の道路がやや高くなっており、
ここに車を置いて両サイドの電柱に登り上がり助かった人もあれば、
車に乗っていた人は流されてしまったという。
水が30cmの高さまで来ると軽自動車は流され、
50cmの高さだと全部の車が流されたそうです。
仮設住宅にいた60歳の女性は、ご主人と二人高台に逃げ、
自分の家が流されていくのをみていたそうです。
当時は泣いてばかりいたという彼女ですが器用な人で、
女性3人で協力してエプロンを作ったり、小物を作っては人づてに売ってもらい、
日々の生活に活力を生み出していました。
毎日3時過ぎまでやり、その後一人で村の中を散歩するとあちこちから
お茶を飲んでいきませんかという声がかかり、
「ありがたいな〜と思います。」と言って、ニッコリと話をしてくれました。
H子