オランダに住み始めると、色々なことに対する考え方の違いから、生活の様々な場面で驚いたり、ときにカチンときたりします。
日本からオランダに来た人が、ムカッとくることの1つが、オランダ人が簡単に「謝らないこと」だと思います。
例えば、セール品を買ったのに、定価を請求された。レシートが間違っていた。
その場ですぐに間違いを指摘しても、そのレジを打った人なのに、申し訳なさそうな表情もなく、もちろんあやまることもなく、無表情のまま差額を返金してくる。
日本的な感覚でこういう場面に出くわすと、「一言謝ってくれればいいのに・・・」といらいらしてしまいますよね。。。
とはいえ、ここはオランダ。
オランダに長く住んでいる方たちに、
「こういう出来事が少なからず起こって、どうにも腹立たしいのですが、どう考えたらいいのでしょう。」
と相談してみたら、、、
「オランダ人は、すべてのことが完ぺきではない、すべての人は完ぺきではないという考えが根底にあると思います。
だから、お店の人でもレジを打ち間違えるのは当たり前、と考えるのではないでしょうか。」
なるほど。。。たしかに、人間は完ぺきではありません。
それに、あやまらないのは、私にだけではなく、だれに対してもそうなのです。
別に、人種差別をされているわけではない。個人的に恨まれているわけでもない。
そう考えると、少し心が楽になりました。
I子
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