在蘭邦人相談窓口のブログ

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アムステルダム国立美術館 特別展「有田焼」(4/22-)


明日22日から、アムステルダムの国立美術館で有田焼の特別展が開催されます。


私たち財蘭邦人相談窓口は、光栄にもオランダ関連ブロガーの1つとしてプレスリリースにご招待いただきました。


ボランティアメンバーの一名がプレスリリースに参加してきましたので、ブログにてご報告いたします。

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美術館の1室で行われたプレスリリース。


壁紙には子どもたちの模写した絵がたくさん貼ってあり、すてきな雰囲気を作ります。



プレスリリースには、日本からもたくさんの関係者の方たちが参加されていました。


ブロガーとして、MariHollandさんも参加されていました。


ブログの書き手と直接お話しする機会はなかなかないので、思わず声をかけましたが、優しく対応してくださり感謝しています。



会場には、今回の展示品を2年半前からデザインして作り上げてきたデザイナーの皆さん(写真左より柳原照弘氏、ショルテン氏、バーイングス氏)もいらして、スピーチをされました。


写真右から二人目は、柿右衛門の15代目で、今回の展示に向けて、作品を新たに4つ作って寄贈されました。



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有田焼といえば、佐賀県有田市で生まれた、日本最高峰の磁器として大変有名です。



柿右衛門様式の焼き物は、食器に興味がなくてもその素晴らしさは一目でわかります。


その伝統的な有田焼と、現代美術がどのように融合したのか、大変興味深かったのですが、


デザインは、実に現代的で、事前に知らなかったら、これが有田焼とはわからないようなデザインがほとんどです。


素人の私から見ると、アンティークの北欧食器のような雰囲気のものもあります。



とはいえ、有田焼の材料や手法は随所に使われているとのこと。



余分なものを一切排除した、最低限の色やデザインで究極の美を表現するという、有田焼が持つ哲学はしっかりと反映されていると感じます。




かつて日本がオランダとで行っていた貿易で、物流とともに、お互いの文化芸術の影響を受けあっていた時代があったように、



有田焼と、21世紀の現代美術のコラボレーションにより、また新しいアートの潮流が生まれるといいなと思います。

ちなみに・・・主婦的な感覚で、「すてきな食器は、見るだけではなくて、使ってみたい」という思いが沸き上がり、


その場にいた関係者の方に「これって販売しているんですか?」とお聞きしたところ、


有田では販売予定だそうですが、オランダでは今のところ販売予定はないそうです(涙)。



コンテンポラリー有田焼、とても素敵でした。ご招待いただきありがとうございました。






アムステルダム国立美術館 特別展「有田焼」(日本と韓国のコーナーにあります)



開催期間 4月22日〜10月9日まで



https://www.rijksmuseum.nl/en/arita



I子






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