在蘭邦人相談窓口のブログ

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フルーティスト 高橋眞知子さん 東京でのレクチャーコンサート(1月24日)

私どもの活動をいつも応援してくださっているフルーティスト、高橋眞知子さんのコンサートのお知らせです。
開催地は東京ですが、お近くにいらっしゃる方はぜひ足を運んでみてください。



レクチャー コンサート・高橋真知子(フルート)&彷徨える異邦人、琉球の心象風景(ドキュメンタリー映画・舘野素子)
2015年1月24日(土) 14時半開演 / 原宿表参道ビル 地下2階 ・Hall 60



ワインとお菓子で午後のひと時を・・・・・・

可愛いミニサイズの会場がみなさんを暖かくお迎えします。未来への祈りをこめて、手作りしました。


前半はフルート・レクチャーコンサートです。

神話の世界では天空と農耕の神をシンボルとしていますが、環をまとった美しい太陽系の惑星があります。

「Saturne(土星)」とタイトルされた曲は、カナダの作曲家グージョンの1990年の作品です。

土星は太陽系の惑星のひとつで、地球と比べるとかなり巨大です。

だからということもありませんが、こんな風に、新しい年も大きく美しく、創造力逞しくありたいもの。

また、仏人作曲家、ジョリヴェの作品を取り上げるのは、日本で知られていないフランスの詩人、マックス・ポル フウシェについても紹介したいからです。

1955年生まれのオランダ人作曲家ナスフェルトの作品や、これまた中世のオランダ作品がなぜここに登場するのか。

どんな関係があるのか。お話したく思います。

後半は館野素子氏の沖縄のドキュメンタリー「戦争に文字を連れさらわれて」から、15分ほどの映像を鑑賞して下さい。

それに高橋眞知子が何らかの形で共演(?)を試みますが、ここでの主人公は、受けた印象を表明していただけるとすれば、皆さんご自身というのはいかがでしょう。


場所: Hall 60 / 渋谷区神宮前、原宿表参道ビル(地下2階)TEL 03-6418-5233
JR原宿駅下車・徒歩約8分、明治神宮駅下車(地下鉄)4番出口・徒歩約2分
入場料:3000円
連絡先:machiko7nl@hotmail.com / motoko-t@ve.catv.ne.jp


<高橋眞知子>
高校卒業直後の1969年、スイスのジュネーブ音楽院の入学試験を受けました。人生の大一歩です。
大昔の話ですが当時確か、初級、中級、上級と合計9年間あり、その上にヴィルトーゾ最上級クラスがありました。
こともあろうにそのクラスに入学を許された時は、身に余る光栄(!)とその何倍もの困惑で身の置き場がありませんでした。
困惑は大きなものでした。
卒業までに時間はあと1年間。
これで何の勉強になるのか。
何のための留学か。
目標は4年間と心に決めていたのです。
スタートから想定外の計算違いが起きてしまいました。
死に物狂いの習得はそれこそ時間との戦いでしたが、その結果めでたく首席で卒業。
しかし帰国するわけに行きません。
ここで親を説得し独立する決心を。
20歳、不安と同時に高ぶる喜び。
このようにして、4年後の帰国プランを返上し、金銭苦労と、主にヨーロッパ諸国の演奏活動の巡り歩きが始まります。
スイス、フランス、ドイツ、ギリシャ、イタリア、オランダ、その他諸国、ソリストとして、または室内楽グループや、複数のオーケストラ、現代音楽アンサンブルのソロ・首席奏者を務めました。
思えば、日本の演奏家として、とても稀な体験をしてきました。
これ等全てが私の宝です。
ヨーロッパで若者の指導にも携わってきましたが、この10年、沖縄の芸術大学で教えています。
これもあと少しの時間を残すところとなりました。


<館野素子>
「週刊ダイヤモンド」の記者をしていた時、突然の癌に。
残りの時間が少ないことを実感しました。
ならば好きなことをと、定年3年前に退職。
しかし待っていたのは母の介護。
世の中計算通りにはいきません。
母の病状が安定してきた時、ドキュメンタリー映画が、私のしたいことのルーツになることを知り、63歳にして映画美学校通い。
それからは、カメラの重さにも耐えて映画狂いの日々。
蓄えと年金を使い果たしながら、体力の限界を試す映画作りに励んでいます。
昨年は「盆、遺影も踊る津和地島」を完成。
現在「戦争に文字を連れさらわれ」を製作中。



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