世界文化遺産登録番号1-6の北口本宮富士浅間神社（きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ）は山梨県富士吉田市上吉田にあり、富士登山道吉田口の起点にあたります。
主祭神は、木花之佐久夜毘売命（このはなのさくやひめのみこと）で別称：浅間大神（あさまのおおかみ）と呼ばれています。
故事によると、大変に美しい木花之佐久夜毘売命の父神は大山祇神（おおやまづみのかみ）で、ひめのみことは天孫である瓊々杵尊（ににぎのみこと）の皇后となり、懐妊の折、貞節を疑われて証を立てる為に、戸の無い産屋を建てて周りに火を放ち出産、無事３人の皇子が生まれたといわれています。
北口本宮富士浅間神社・拝殿
神社は、火難消除・安産・航海・漁業・農業・機織等の守護神として、また、家庭円満・安産・子安・水徳の神として全国的に崇拝されています。
富士山を霊山・御神体とし木花という名にちなんで、桜が御神木です。
境内の５００本の桜樹により桜の季節には名所として多くの人々が訪れます。
また、しだれ桜は信玄の寄進とされ信玄桜と呼ばれて親しまれています。
故事によると、申の日に富士山が現れたことから神の使いは猿とされています。
この日は、残念ながらここからは富士山を見ることが出来ませんでした。
北口本宮富士浅間神社境内・小鳥居
（つづく）A子
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