ライデン大学の変わった伝統を一つご紹介します。
ライデン大学にはzweetkamertjeと呼ばれる小さな部屋があります。
ここは卒業証書を手にした学生が壁に署名をする部屋として有名です。
昔ここは試験の順番を待つ部屋で、学生がナーバスになりながら汗を流しであろうと言うことがこの名前の由来です。
それ以前は大学役員の会議室や泥炭の貯蔵室として使用されていたこともあります。
この部屋がzweetkamerと呼ばれるようになるのは18世紀になってからのことで、いつからこの伝統が始まったかは、はっきりしていません。
この部屋の壁には著名な人々のサインが見られます。
ベアトリックス王女、ネルソン マンデラ、チャーチルのサインはガラス板で保護されています。
ライデン大学の成り立ちは80年戦争でオランダがスペインから解放された時、ウィリアムオレンジがライデン市民に「タックスリダクションか大学か」どちらかを与えようと申し出ました。
そしてライデン市民は大学を選びました。
ライデン大学はオランダで一番古い大学で1575年創立です。
そんな昔に大学を選んだということ、オランダ人の賢さを感じさせられます。
J樹