在蘭邦人相談窓口のブログ

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ペットをドナーに提供 Dierdonorcodicil

オランダにはペットが死んでしまった後にその体を献体することで動物実験の犠牲になる動物を減らそうという運動があるのをご存知ですか?



この運動を薦めているのは、動物実験に反対しているProefdiervrijという団体が行っている Dierdonorcodicil(動物のドナーを)という運動です。



オランダにも動物のお墓というのは存在しています。(インターネットでdieren begraafを探してみると何件もでてきました)



しかしお墓を作ってあげるというのは、それほど多くの方がしているとは思えません。



私がまだオランダに来てそれほどたっていない時期に、飼っていた猫が病気で死んでしまいました。



獣医さんのところで注射によって眠った猫を「死んでしまった猫はどうするの?」と夫に尋ねたところ、「獣医さんのところで処理してもらうようにお願いできるんだよ。」と言われそれが普通なのかな、と当時は思って後はお任せしてしまいました。



獣医さんの所に動物を引き取る業者の方が来て、後はその業者の人に任されたのだと思います。



もう少し事情がわかってきた今は、自宅に連れて帰ってきてこっそり庭に埋めてあげれば良かったと後悔しています。



自宅の庭に死んだ動物を埋めるのは法的には違法行為となりますが、あまり大きくない動物の場合は、他人には明かさずにこっそりと埋葬してあげている方も多いのではと思います。



しかし誰もがそうしてあげることができるわけではないので、獣医さんにお任せしている方も多いと思われます。



上記の団体はこの獣医さんたちとネットワークを作り、死んでしまった動物をユトレヒト大学の学生が行う動物解剖のために有効に利用しようと提案しています。



2010年の4月から始まったこの運動は、現在はユトレヒト市の28の獣医さんだけが対象となっていますが、いずれは全国規模で獣医さんのところにこのドナーの申し込み書を置いて希望者に登録してもらい、実験対象となる動物を減らそうと試みています。



ユトレヒト市以外ではまだ実際には適用されていないようですが、関心を持った方は下記のサイトをご覧になってみてください。
http://www.proefdiervrij.nl/wat_doen_wij/dierdonorcodicil
(英語の選択もありますが、内容は簡略されています)



私もペットを飼っているので関心は持ちましたが、今すぐ登録というのはちょっと気持ち的にできないな、、、と思ってしまいました。



C菜



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