自転車に乗りながらスマートフォンを操作する人たち、特に若者をよく見かけることは少なくないと思います。
見るたびに、危ないな、と思うのですが、今時の「つながっていないと安心できない」世代には、ほんの少しの移動時間すらも離れることが難しいようで。
12歳から24歳までの若者が関与している自転車事故のうち、20%はスマートフォンの操作が原因となっているそうです。
12歳から21歳までの若者の3分の1が、自転車に乗っているときにスマートフォンを利用しているとのこと。
メッセージを読みながら自転車に乗っているときはそうでない時に比べて事故に遭う確率は25%増となります。
(以上のデータは設備・環境省の調べによるものです)
どうすれば効果的に若者がスマートフォンの操作をしないように促せるか。
罰金を科すよりは、操作をしないことで何か楽しみになるようなものがあればいいのではないか、と開発されたスマートフォン用のアプリケーションがあります。
飛行機に搭乗する際に携帯電話のモードを変更するように、自転車モードに変更すると、メッセージを受け取っても画面が光ったりしなくなるので、どうしても読みたければロック解除をいちいちしなくてはならなくなります。
楽しみの部分は何かというと、自転車モードに設定して走行している間には自動的に走行距離が記録され、その距離に応じて映画のチケットやTシャツ、自転車が当たるプレゼントに応募できるようになるというものです。
既にこのアプリケーションは57000回以上ダウンロードされ、最初の3か月で記録した総走行距離は70万kmにもなったそうです。
利用者のアンケートによると、利用前は52%の人が走行中にスマートフォンの操作をしていたと答えたものの、利用後は97%の人がほとんどもしくは全く操作しないという結果になったそうです。
Fietsmodusというアプリケーションです。こうして自転車中の操作が減ってくれますように。
K実
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