オランダ産のワイン・・・なじみが薄いですが、ワインを作る農家は年々増えているそうです。
最近の統計によると、
ワイン農家は178あり、190ヘクタールのブドウ畑で、1年に80万本のワインが作られているそうです。
オランダでは、もともとワインを作る伝統はありませんが、
2000年前にローマ人によってワイン用のブドウを植えたのが、ワイン作りの始まりだそうです。
本格的にワインの生産が始まったのは約30年前、
比較的温暖な気候のリンブルグ州で、Riesling, Pinot Auxerroisなどの品種のブドウが育てられました。
その後、2つの要因がオランダでのワイン栽培の拡大に貢献しました。
1つ目は、品種改良です。
これによりリンブルグ州以外の地域でもブドウを育てることが可能になり、無農薬での栽培も可能になりました。
2つ目は、地球の温暖化です。
年間の気温が上がったことにより、寒さに強い品種が、より北部の寒冷地でも育てられるようになりました。
現在、ワイン作りがもっとも盛んなのはGelderland地域です。
20以上のワイン農家がおり、その半数以上はverenigde achterhoekse wijnbouwersという組合に所属し、
ワイン作りに関する情報などを共有しています。
オランダ産のワインは、どこででも手に入る、というわけではありませんが、
旅行をかねて、ワイナリーを訪ねて試飲してみるというのもいいかもしれません。
ワイナリー情報
http://www.achterhoeksewijnen.nl/
http://www.wijndomeinbesselinkschans.nl/
(無料雑誌 Access Winter 2011の記事より)
http://www.access-nl.org/about-access/access-publications/magazine.aspx
I子