オランダ人は近隣の国へキャンプへ行く時も必ず持参するという、国民に愛されているパンのお供、ピーナツバター。
オランダ語ではpindakaasと呼ばれており、どうしたわけか、バター boterではなくチーズ kaasの名がついています。(pindaはピーナツ)
どこをどう見てもチーズの形態ではないのに、なぜチーズなのか、身近なオランダ人に聞いてもわかりません。
そもそも、そういう名詞だと小さい頃から聞いていると、疑問を持つこともないので考えたこともなかったとのこと。
ある時、とある冊子にCalvéという、ピーナツバターを作っている会社の広告記事があったので読んでいたところ、この謎が解けました。
1948年にピーナツバターをオランダでも製造販売することになった時、名称は当初 pindaboter としたかったのだが、乳製品業界の規定により、乳製品を含まない製品にバターの名称を使うことが許されていなかったため、できなかったそうなのです。(マーガリンとの混乱を避けるため)
それで決めた名称が pindakaas でずっと親しまれているわけです。
我が家でも欠かすことのできない一瓶です。
(参照:http://nl.wikipedia.org/wiki/Pindakaas)
K実