この度の2011年3月11日東北地方太平洋沖地震に際し、不遇の天災に見舞われ死亡、行方不明となられました被災者の皆様方、ご家族、関係者の皆様へ、
謹んでお悔やみ、お見舞いを申し上げます。
最愛の肉親、家族、友人、知人を亡くされ残された方々の悲しみはいかばかりかとご同情の念が日々に募ります。無事に災害を生き抜かれ避難をされている皆様には、
生活関連物資、食料品、水、水洗状況、薬、電気、ガソリンなどの生活に最低限必要な環境が早急に整うことを願うばかりです。
外国のメデイアは、この多くの困難と混乱を乗り越えようと努力する冷静な被災地の皆様方の姿を、驚きと敬意の目を持って報道しています。今後は、生活の再建や被災地の復興に大変な年月が掛かると誰の目にも容易に想像できます。日本のテレビニュースのインタビューに答えた被災地の18歳の若者が「どれだけ時間がかかっても、再建に全力を尽くすのが今の僕の使命だと思っている」と語る様子も流れています。外国に出て愛国者となる人も多いのですが、被災者の皆様の冷静な姿には、落涙、感動、
心が動かされます。
また、原子力事故に対応する命がけの関係者の英雄的な業務に世界中の注目が集まっています。今後も無事に危機を乗り越える事が出来るようにと祈る思いです。外国の報道では、原子力発電関連や今回の事故に対する日本〔政府〕の方針、対応に厳しく批判的なものも見られます。しかし、日本という国は過去に数々の未曾有の厳しい体験をしながらも立ち上がって来た歴史を持っています。皆様と共に、私たち一人一人に何が出来るかを考えながら、今後も応援をして行きたいと願っています。
在蘭邦人相談窓口(Stichting Japanese Helpdesk)