(この記事は、コロナ以前に書かれたものです)
先日のアムステルダム観光に引き続き、今回はデンハーグ観光に行ってきました。
デンハーグでまず行きたいのは、マウリッツハウスミュージアム。
もともとミュージアムではなくお屋敷だったこの建物。数年前に大規模リノベーションを経て、入り口が地下に大きくできており、快適に待ち合わせや荷物の預け入れなどができます。
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このミュージアムで、まずガイドさんが連れて行ってくれたのは最上階。
もちろん、お目当ては、フェルメールの名作「真珠の耳飾りの少女」。
ほかの作品と同じようにさらりと並んでいるのがオランダっぽいなーと思います。
別名「青いターバンの少女」と呼ばれているように、フェルメールのお気に入りで当時大変高価だった絵の具ラピスラズリの美しい青色がふんだんに使われています。
またの別名「オランダのモナ・リザ」の名の通り、何とも言えないほほえみを浮かべる表情が絶妙で、うっとり見とれてしまいます。
背景は黒、他にも青と黄色など、ごく限られた色でここまでの表情や光の加減を表現されているのは見事としか言いようがありません。
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フェルメールの作品はほかにもあります。人間を描いた作品が多い中、めずらしく風景を描いた「デルフトの眺望」。
風景画といっても、この絵の主役は町並みではなく空、だと言われています。たしかに、画面の4分の3を空が占めています。
太陽の光が、雲や水面に当たって影を作る様子が、実に写実的に美しく描かれています。
もちろん、街並みも緻密に描かれており、地盤沈下で建物がゆがんでいる様子もきちんと表現されています。
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この、小さなかわいらしい鳥「ゴシキヒワ」の絵は、レンブラントの弟子・カレル・ファブリシャスが描いたもので、去年春に映画にもなりました。
当時人気だったこの鳥・ゴールドフィンチを描いたこの絵は、たて33㎝、横22㎝のとても小さな絵なのですが、デルフトの工房にあり弾薬の大爆発でファブリシャスハは死んでしまいましたが、この絵は爆発を逃れたと言われています。
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これは、ライクスミュージアムにも数点作品があり、見ているほうが恥ずかしくなるような風刺画で有名な、ヤン・ステーン作「この親にしてこの子あり」。
大人が子供に煙草を吹かせていたり、ワインをなみなみと注いで楽しむ様子は、楽しそうですが、なんだかはかなくて、絵の左上に描かれているオウムのように「子供に受け継がれ、繰り返される」のでしょう。。。
つづく
I子
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