スマートフォンがコミュニケーション手段としてますます定着する世の中、オランダを含む欧米で主流のコミュニケーションツールWhatsApp(日本でいうLINE(ライン))の使用がオランダ社会で確実に定着してきました。
その使用は、個人、ビジネスやサービス機関まで幅広く、さらにWhatsAppグループチャットによって友人グループから会社の同僚、趣味やサークル、近所の連絡事項まで、幅広く多様に使われています。
そんな便利でセキュリティ性も強いと言われるWhatsAppで、家族への気持ちを
悪用したチャット版オレオレ詐欺(?!)の被害が急増しているようです。
その手口は、詐欺師が家族のふりをして、お金を振り込んでほしいと懇願するもの。
被害者が受けたチャットの電話番号は知らない番号なものの、
プロフィール写真はその家族(息子や甥っ子など)。
加えてまるでその家族とチャットしている感じそのままなのだとか。
他愛のないおしゃべりチャットの後、
「支払をしないといけないけど、ネットバンキングが上手くいかなくて。。。」
などの手口でお金を振り込ませるようです。
オランダの詐欺ヘルプデスク(De Fraudehelpdesk)によると、2018年度のこの手による被害届は430件。
被害額は平均2000ユーロとのこと。
(以下、参考サイト)
https://www.fraudehelpdesk.nl/nieuws/aanzienlijke-schade-whatsapp-fraude/
<チャット版オレオレ詐欺の予防には…>
①オランダ売り買いの主流サイト”Marktplaats”の個人情報から、電話番号、住所等が洩れる場合が多いため、これらを公開情報にしない。
②①のようなサイトで公開された個人情報を入手した詐欺師は、フェイスブックやインスタグラムでさらに個人の写真や特定情報を入手するため、これらのソーシャルメディアで友人以外に個人情報を公開しない。
③知らない電話番号からチャットや電話があった場合は、グーグル検索でまず調べてみる。
④支払を懇願された家族とおもわれる人と、別のツールでコンタクトを取って確認する。
予防の詳細は以下のメディアサイトへ(オランダ語)↓
https://www.hartvannederland.nl/nieuws/2018/criminelen-worden-creatiever-met-fraude-via-whatsapp/
特にWhatsAppでオランダ語を使って生活している方々、ご注意ください。
P香
にほんブログ村にほんブログ村に参加しています。
★ 在蘭邦人相談窓口ではスポンサー企業を募集しています。ブログランキング上位の当ブログに広告を出してみませんか?
詳細はjhelpdesk@live.nlまでお問い合わせください。
★ ボランティアメンバー募集中