翌日の滞在最終日には、便利な路面電車に乗り、国宝・文化遺産候補の長崎のシンボル大浦天主堂へ向いました。
元々はフランス人信者の為に建築されたこの教会は、1865年に250年間も隠れていたキリシタン「信徒発見」の舞台となり、
苦労人プティジャン神父を勇気づけました。
この布教禁止の宗教史は、「聖母の騎士」誌(ポーランド人コルベ神父が1930年から日本語で発行)でも読む事が出来ます。
爆心地から4kmの大浦天主堂は被爆被害と老朽化が進み、1947年修復工事に着手1952年に終了、
信者の増加で増築後1959年には東京に次いで大司教区となり、
1981年のローマ教皇ヨハネ・パウロ2世訪日前に現在の姿となり、戦前のイメージに近づきました。
1549年のフランシスコ・ザビエルの日本キリスト教伝承以来、1597年に大阪・京都で捕えられ徒歩で移動、
西坂の丘で磔にされた26人の殉教者の運命など、長崎はキリスト教徒にとって最も重要な聖地となりました。
大浦天主堂は正式には「日本26殉教者聖堂」として殉教者達に捧げられ、プティジャン神父によって完成された日本最古の教会堂です。
現在ここからグラバー園へと続く道が出来ています。
グラバー邸では産業・貿易に貢献した人々を学び、長崎市を展望できる高台で一休み、グラバーカフェーでは美味しいコーヒーとカステラをご馳走になりました。
昼食は中華街へ戻り未だ食べていなかったチャンポン麺。
その後、小倉方面へ向かう私をタクシーで長崎駅ホーム迄見送って下さったTYさんへは、
滞在の企画・案内のお疲れを労いながら、素敵なお招きへの御礼の言葉も途切れがちな感嘆、感謝、感激の3日間でした。
奥の深い長崎の大ファンとなって、JR長崎本線へ乗り込みました。
つづく
A子
f:id:Jhelpdesk:20171114192929p:image:w360
https://www.okura.nl/en/
★ 在蘭邦人相談窓口ではスポンサー企業を募集しています。ブログランキング上位の当ブログに広告を出してみませんか?
詳細はjhelpdesk@live.nlまでお問い合わせください。
★ ボランティアメンバー募集中
ご興味のある方はjhelpdesk@live.nlまで、お気軽にご連絡下さい。