必要のないもの断ち、ものに執着することから離れて生活することを
断捨離(だんしゃり)というそうで、昨今日本のメディアでよく耳にするようになりました。
モノが溢れて豊かすぎる社会の中にあって、高い精神性と意識のある生き方が注目されているのだなぁと感じます。
さて、もともと倹約的で質素な生活、いわば断捨離(!?)傾向のあるオランダですが、
最近こちらの地域新聞でよく目にするのはリペア・カフェ。
リペア・カフェとは、壊れた電気製品やおもちゃ、洋服や自転車、家具などを持ってきた人々が、
それを手伝ってくれる専門のボランティアと一緒に共同で修理するコミュニティーのようなものです。
リペア・カフェを通して。。。
1.地域の人々の出会いや交流の場となる。
2.一緒に修理することで、ボランティアはその知識を他の人のために役立たせることができ、反対に修理を手伝ってもらう人は、修理技能を学ぶことができる。
3.修理することで物を捨てることが減り、物を大切にする意識が強まる。環境にもやさしい。
などの優れた点が以下のメディア記事でも挙げられています。
http://welvaartvooriedereen.nl/2016/05/laat-je-kapotte-spullen-repareren-in-het-repair-cafe/
リペア・カフェは、オランダのマルティネ・ポストマさんが
2007年に環境に優しいあらゆる方法を模索しながら草の根的に始めたのがきっかけで、
2009年10月に初めてのリペア・カフェがアムステルダム西で開催されました。
その後リペア・カフェとして財団化され、のちにリペア・カフェ・インターナショナルとして世界に広がりを見せているようです。
なんと日本にも、東京や神奈川、大阪などに5ヶ所のリペア・カフェがあるようですよ。
ちなみにオランダには全ての州のいたるところにあり、
アムステルフェーンだけで5箇所、アムステルダムには18箇所あるそうです。
http://repaircafe.org/bezoeken/
壊れて使いたくても使えない、放置してあるものが家にある人は、ぜひ一度近くのリペア・カフェに足を運んでみては?
修理を通して、地域の人との楽しい交流の場にもなりそうですよね(^^
P香
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