主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では、米国からオバマ米大統領が参加されますが、
今回はサミット終了後の5月27日に被爆地・広 島を訪問すると発表され、
安倍晋三首相はオバマ大統領に同行することを明らかにしました。
首相は、「世界で唯一の戦争被爆国の首相である私と、世界で唯一、核兵器を使用した国の指導者が共に犠牲者に哀悼の誠をささげる。
それが核のない世界に向けての一歩」とし、ホワイトハウスは声明で「核兵器なき世界を追求する決意を示す歴史的な訪問だ」
と意義 を強調しています。
米国では「原爆投下で第二次大戦の終結が早まり、米軍の日本本土への上陸作戦が回避された事で多くの命が救われた」とする正当化論が根強く残っています。
訪問先から外れる予定の長崎からの声として、長崎県被爆者手帳友愛会の中島正徳会長(86)は
「核兵器廃絶に向かう姿勢を言葉だけでなく行動で示すことになる」と前向 きに評価。
その上で「被爆地で原爆の悲惨さに直接触れ、核軍縮を進める決意を述べてほしい。
核保有大国のトップとして、被爆者が求めてきた核廃絶の動きを 国際的に広げてもらいたい」
と希望を語っています。
元長崎大学長の土山秀夫さん(91)は「歴代の米大統領の中で初めて訪問すること自体は歓迎したいが、タイミングが遅すぎた」と指摘。
「(2009年の)プラハ演説の直後だったら、何か核兵器廃絶に向けてやってくれるのではと期待できた。
しかし、今回の訪問で、たとえ感動を与えるような演説をしたとしても、現実的に世界の国々を動かす力にはならないだろう」と話しています。
(一部毎日新聞記事より抜粋)
A子
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