ルネッサンス期のオランダ人画家ヒエロニムス・ボス。
キリスト教的世界観と人間の本性的な罪悪に焦点を当て、極めて幻想的で
個性的な絵画を描いた特異な存在感を示す画家としても知られています。
彼の没後から今年で500年。
それに関連した絶妙のタイミングで、現在ボスの絵画制作についての
ドキュメンタリー映画が公開されているので、先日ハーグのFilmhuisへ観に行って来ました。
ドキュメンタリーは、美術史学者でありヒエロニムス・ボス専門家とも
言われるマテイス・イシィンクさんを中心とした、ヒエロニムス・ボス リサーチチームの
動きを中心に描かれています。
チームは、ボスの絵画を貯蔵するマドリッドのプラド美術館、ベネツィア、
ワシントン・ナショナル・ギャラリーなど世界各地を訪れます。
レントゲン写真や赤外線機器をはじめ、最新の技術を使ってリサーチチームが
ボスの絵画を研究した結果、浮上したある考察とは。。。
映画は英語字幕付きなので、オランダ語が苦手な方も楽しめます。
絵画制作そのものの考察だけでなく、展示会が行われる背景、ミュージアム間での
少々ポリティカルな交渉、やり取りなど、絵画というものが展示場に置かれる裏舞台では
様々な出来事がある、ということを感じる見ごたえ満点のドキュメンタリーでした(^^
上映情報はこちらから↓
Jheronimus Bosch - Touched By The Devil
http://www.amstelfilm.nl/jheronimus-bosch
P香
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