二日目の軍艦島クルーズから戻ってからは、TYさんの姪御さんの運転でオランダ坂など町並みを車窓から見学後、4人で出島に到着しました。入場券は大人510円。
長崎は、1571年にポルトガル船が入港したときからの国際都市でした。
オランダの有名なLiefde号が臼杵(大分)に漂着したのは1600年です。
出島は、1634年に築造が始まり36年に徳川幕府の命により有力な町人26人の出資で完成(民間所有)、ポルトガル人を収容していましたが、37年には島原・天草の一揆があり、39年に来航禁止。
1641年、平戸にあったオランダ商館を出島に移し、貿易・蘭学の日蘭交流が始まりました。
1798年出島大火、99年蘭東インド会社解散、1844年オランダ国王が日本開国を勧告。59年オランダ商館を廃止し領事館開設、66年グラバー園などの外国人居留地に編入され、河川工事･港湾改良工事で出島は小規模となり内陸化されます。
1951年から復元事業が着手され、2000年5棟、2006年5棟、2016年６棟の合計１６棟の復元により19世紀初頭の町並みが甦り、表門橋も開通、出島は変りました。
修復・復元に際しては、蘭･ライデン国立民族学博物館に残された建物模型、絵図、古写真、文献、絵画資料などを元に設計、京都の着物紋・壁紙などの伝統工芸が内装に用いられました。
2050年には再び海に浮かぶ出島の完成を企画しています。
つづく
A子
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